新発田商工会議所青年部(新潟県)は1月11日、日本最大級の雑煮イベント「第11回 城下町しばた 全国雑煮合戦」を開催した。同イベントは、平成16年に新発田城の三階櫓と辰巳櫓が復元されたことを記念して、以来毎年1月に同YEGが主催でまちおこしのために開催しているもの。地域随一のイベントとして年々人気が高まり、今年は過去最高の2万3000人の来場者を記録し、大いににぎわいを見せた。
当日は、全国各地から集まった38店が、伝統的な雑煮や、趣向を凝らした創作雑煮を提供。日本一(征夷大将軍)の雑煮を目指し、自慢の味を競い合った。
順位はメーン審査員からの採点のほか、来場した雑煮購入者に投票用コインが手渡され、その合計数によって決定する。人気の店舗には長い行列ができ、終了時間前に完売する店も多く見られた。今回は第1回から出展しているサトウ食品とご当地アイドルNegiccoのコラボレーションチームによる「ネギのせ濃厚かき味噌雑煮」が征夷大将軍を勝ち取った。
同イベントでは、最高級新潟産「こがねもち」を、サトウ食品新発田工場が加工したものを使用。また、使用する器にはリサイクルできるものを採用したり、割りばしの木チップ化、残飯のたい肥化など、イベントを通じて地域に貢献できる事業として実施している。同YEGは、「雑煮合戦というイベントを通じて、『しばたの魅力』をより多くの方々に知っていただくことができた」と話している。
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