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現代に息づく職人技 「FEDECA」

ナーゲルとはドイツ語で「爪」。ダマスカス鋼の美しい刃に、自然由来のアセテートや吉野杉、鹿角のハンドルを組み合わせています 撮影:加藤正博

今月は、金物のまち・三木から世界に向けて日本の刃物文化を発信するブランド「FEDECA」のナーゲルナイフをご紹介します。

日本神話に登場する鍛冶の神・天目一箇神(あめのまひとつのかみ)にゆかりの深い三木市では古くから、砂鉄と木炭をもとに純度の高い鋼を生むたたら製鉄法を用いた鍛冶が盛んに行われてきました。長い時間をかけて培われた技術は質の高い大工道具を生み、現在では鋸(のこぎり)、鑿(のみ)、鉋(かんな)、鏝(こて)、小刀の5品目が国の伝統的工芸品に指定されています。

明治28(1895)年、腕の良い職人を集めて創業した神沢鉄工は、プロフェッショナル向けの工具メーカーとして国内外から高い支持を得ています。昨年、創業120周年を機に新ブランドFEDECAを創出。ブランド名には鉄の元素記号(Fe)と、炭素(carbon)を冠しました。日本の刃物文化と、切る・削るといったものづくりにおける基本動作の大切さを世界に伝えるため、さまざまな製品を生み出す挑戦を続けています。

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