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現代に息づく職人技 「ウェーブボウル」

大きさ順にスタッキング(積み重ね)ができ、プレートがふたにもなります。9色展開で、さまざまなシーンでの活用が期待できます 撮影:加藤正博

今月は、堅牢優美(けんろうゆうび)な輪島塗の漆器、ウェーブボウルをご紹介します。

能登半島北部にある輪島市は、重要無形文化財に指定されている「輪島塗」の産地として知られています。この地は、輪島塗の原材料となる木材や、輪島塗の下地に使われる地(じ)の粉(こ)の原料となる珪藻土(けいそうど)を産し、湿度のある気候風土など自然条件が漆器製造に適しているため、その技術が発達しました。優美な上に丈夫で、使い込むほど艶を増す輪島塗は、食器や家具などとして広く愛用されています。

輪島では、製造から販売までを総括的に行うプロデューサーのことを塗師屋(ぬしや)と呼びます。明治中期創業の塗師屋である藤八屋は、伝統を守るだけでなく、現代の暮らしに合った商品づくりに取り組み続けています。

このウェーブボウルは、和食だけでなく洋食や中華など、多用途に活躍する商品です。積み重ねられる5個のボウルとプレートがセットになっていて、シックな漆のワイン色(うるみ)は、沈む太陽を表現しています。

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