政宗が育んだ“伊達”な文化
仙台藩の藩祖・伊達政宗といえば、『独眼竜』の異名を持ち、政治や戦略に長けた勇猛な戦国武将として知られますが、一方で仙台を文化的な側面から発展させた人物でもあります。豪華絢爛(けんらん)な桃山文化の影響と、政宗自身の個性、さらに海外の文化からも触発されて、他の地には見られない斬新で華やかな文化を築き上げていきました。 国の重要文化財にも指定されている鹽竈(しおがま)神社は、伊達家が代々崇敬を寄せ、歴代の仙台藩主は大神主として祭事を司っていました。現在の社殿は四代藩主綱村によるものですが、華やかな拝殿には政宗の美意識が息づいています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
塩釜商工会議所 観光担当 佐藤 由美
塩竈には写真の「まちかど博物館」など、江戸から昭和初期にかけての建物が多く残っています。また、地酒やおすし、スイーツなどの美食のまちでもあります。ぜひ、歴史ある建物を巡りながら、食べ歩きを楽しんでください。
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