深緑の中から琵琶湖を見守る信仰厚き祈りの島
琵琶湖北部に浮かぶ竹生島(ちくぶじま)は、古来より神の住む島として信仰を集めてきました。奈良時代の僧・行基が創建したといわれる宝厳寺(ほうごんじ)の弁財天は、日本三弁天の一つに数えられています。また、島南部にある竹生島神社(都久夫須麻(つくぶしま)神社)は浅井姫命(あざいひめのみこと)を水神として祭り、湖上を渡る船の安全を祈っていました。宝厳寺観音堂は西国三十三所観音霊場の30番札所で、豊臣家が寄進し、国宝に指定されている神社本殿や唐門などが残っています。 今もなお、深い緑に包まれた竹生島は、琵琶湖八景にも選ばれた湖北を代表する景勝地として、季節を問わず多くの旅人の旅情を誘います。
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長浜商工会議所 専務理事 桐山 輝雄
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