各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
松山商工会議所は、松山ブランド新製品コンテスト「NEXT ONE」の平成29年度受賞製品などから逸品を紹介した。同コンテストは、同所が会員企業の製品の認知度向上や販路拡大を目的に毎年実施しているものだ。
29年度に金賞(松山市長賞)を受賞した「低糖質パン」は、愛媛県産はだか麦を使い糖質を約30%削減したパン。松山市内の内田パンが、糖質が気になる人のために愛媛大学などと共同開発した。食パン、塩パン、クロワッサンの3種類がある。
同じく金賞を受賞したのは愛媛県産ひじきを活用した2社の製品。「ひじき白和えの素」(愛媛県知事賞)は、豆腐に混ぜて冷蔵庫で冷やすだけと調理が手軽。ひじきの製造加工、昆布森が女性社員の声をヒントに開発した。義農味噌(ぎのうみそ)の「伊予のひじきごはん」(同所会頭賞)も県産天然ひじきを使った具材を炊きたてのご飯に混ぜるだけの逸品だ。また、優秀賞の「愛媛県産まるごと甘酢いりこ」(石丸弥蔵商店)、「ご褒美の種ナッツ&フルーツブルーベリー味」(オカベ)もブースに並んだ。
同所はそのほか、「もち麦」や「もち麦せんべい」、名菓「一六タルト」、四国特産のかんきつ「せとか」を使った「せとか入り飲むゼリー」なども紹介。千円以上の購入者にせとかのプレゼントも実施し、松山の産品をPRした。
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