鯖江商工会議所(福井県)は10月16日、鯖江市などと「空き家利活用を通じた地域活性化連携協定」を締結した。同日に行われた締結式には、同市の牧野百男市長や同所の園幸雄副会頭らが出席。園副会頭は「この連携協定により空き店舗・空き家問題が解決され、若者が集まり、鯖江がさらに活性化することを期待する」と発言。今後、空き家の利活用を通じて産業、まちづくり、教育などの分野で相互に協力していく。
同協定には、日本最大級の不動産・住宅情報サイトを運営するLIFULLと、民泊事業会社である楽天LIFULL STAYも参加している。LIFULLと連携することで、同社のサイトを通じて全国に同市の空き家情報を発信する。楽天LIFULL STAYとは、地元住民に対するセミナーの開催や同社が持つノウハウの提供などにより、同市における民泊の実施体制整備について連携する。民泊の普及に向けて、来年には空き家を活用した民泊モデルハウスもオープン予定だ。
さらに、LIFULLのグループ会社は空き家を活用して「クリエイターラボ」や「キッズスペース付きオフィス」を開設予定。若者や女性のキャリア形成を支援する。
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