京都商工会議所はこのほど、小冊子『知恵で拓くeco経営~無理なく、無駄・ムラなくして経営力向上~』を作成した。同小冊子は、環境負荷の低減と企業の経営力向上の両立を目指す普及啓発ツールとして、会員企業の代表的な取り組み事例を紹介しており、業種を問わず改善できることが見つかるはず、と呼び掛けている。15000部発行し、同所会報誌への同封で全会員企業に配布した。
同小冊子には事例として、急発進・急ブレーキの削減などの実践によるエコドライブや、環境負荷の少ない原材料や生産方法などによりつくられたグリーン商品、電気・ガスなどを効率的に利用するためのエネルギーマネジメントシステムの導入などが載っている。掲載企業の業種は、運送業、製造業、旅館業、卸売業の四つ。
同所では、環境と経済が両立した持続可能な地域社会の実現を目指し、平成21年度より「京商・環境行動計画」を作成してきた。今回は、同小冊子の配布を通じて、特に環境経営に未着手の企業の取り組みを後押しする。
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