深川商工会議所(北海道)は昨年10月1日~12月9日、深川市民を対象とした資格講座「介護職員初任者研修」を実施。14人の受講生が修了した。
この研修事業は、同所が北海道知事の認可を受け、平成21年度から「介護員(ホームヘルパー)養成研修講座」(国の制度変更により今年度から改名)として、深川市や医療機関、介護施設などと連携して開講。高齢化が進み、深刻な人手不足に悩む同市の介護・福祉業界に人材を送り出すとともに、働く場が少ない地元で安定した雇用を生み出すことが目的だ。
約3カ月間の研修では、講義や演習、福祉施設などでの実習を130時間修め、修了試験に合格すると資格が取得できる。費用はテキスト代込みで5万2000円と、一般の資格講座よりも安く設定されている。修了した受講生からも、「夜間の講習は仕事と両立できるのでありがたい」「介護の知識を深めるチャンスになった」と好評だ。
同所は、「修了者の約6割が介護職に就いている。実習の受け入れ先からも、『意欲の高い人が多く、質の高い人材育成に期待が持てる講座だ』との声があり、この事業の継続に力を入れたい」と話している。
問い合わせは、同所(☎0164・22・3146)まで。
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