黒部商工会議所(富山県)はこのほど、来年の北陸新幹線開業に向けて開発していた名産品「黒部のおくりもの」を完成させ、市内の土産品ショップ3店で5月25日より試験的に販売を開始した。
プロジェクト立ち上げ当初は課題も多かったが、専門家の起用や首都圏での物産展への出展を通じ、商品をブラッシュアップ。難航していた製造業者も確保し、選り抜きの4品が決定した。
完成した商品はどれも黒部にゆかりのある素材や歴史、風土、作り手の思いを取り入れたものに仕上がった。新幹線の駅での販売をメーンに想定し、持ち運びに便利で小分けにもできる仕様に。値段はどれも手頃な680円(税込)とした。
同所は、「黒部を訪れる方だけでなく、黒部の人から全国の人へのお中元やお歳暮、手土産などとしても活用してもらいたい」と話しており、今後も随時品数を増やしていく予定だ。
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