京都商工会議所は5月に第3期「京商・環境行動計画~知恵で拓く持続可能な未来(あす)の京都~」を策定した。これまでの取り組みもあわせて紹介する冊子を2000部作成し、会員企業などに環境に配慮した行動を呼び掛けている。
行動計画では、段階的な目標をステップ1「エネルギーの効率的な利用と環境負荷低減に配慮した企業運営」、ステップ2「本業の中で取り組む〝攻める〟環境経営の推進」と掲げた。実施期間の平成28年10月まで、同所環境・エネルギー特別委員会が中心となり、各方面の団体・機関と連携しながら課題解決に取り組んでいく。
今回作成した冊子では、環境活動に力を注ぐ会員企業25社の取り組み事例や、同所が行う「京商ECOサロン」に参加した企業の声も紹介。他の企業にも自主的な活動を広めていく考えだ。
京商ECOサロンは、環境ビジネスに関心が高い企業などを対象に定期的に行っているセミナーで、平成22年12月の第1回開催以来、計31回実施し、延べ約2400人が参加。「他社の環境活動を知る絶好の機会になった」「同じ目的意識を持つ企業と情報交換ができる」などと好評を得ている。さらに同所は、月1~2回、環境対策などに役立つ情報を届けるメールマガジン「京商ECOサロン通信」も配信。イベントなどの告知のほか、補助金や支援施策の情報などを提供している。
最新号を紙面で読める!