日本YEGは8月23日、「震災復興フォーラムin気仙沼」を実施した(東北ブロック商工会議所青年部連合会主催、気仙沼商工会議所青年部主管)。フォーラムでは、気仙沼被災地視察ツアー、日本YEGディスカッション、研修セミナーが行われ、多くのメンバーが参加した。
参加者はJR仙台駅に集合。3時間ほどのバスでの移動中、気仙沼市が作成した震災記録DVDを見ながら、震災時の状況がどうであったか、担当者から克明な説明を受けた。さらに、まちの女子職員が身の危険を顧みず、防災放送で町民の避難誘導を続け、ついには犠牲になってしまった南三陸町の防災庁舎や、津波で乗用車が3階の教室に突っ込んだまま廃校になってしまった気仙沼向洋高校など、凄まじい破壊力を持った津波に蹂躙(じゅうりん)された震災遺構を車中から視察した。
その後、ディスカッション会場となったサンマリン気仙沼ホテル観洋に移動。震災後の復興支援策の実施状況や、まちづくりをする上でのヒントは何かについて意見交換を行った。さらに、被災企業で気仙沼商工会議所副会頭でもある八葉水産の清水敏也代表取締役社長による復興に向けた被災地、被災企業の取り組みについて講演が行われ、参加者は熱心に耳を傾けた。
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