高知商工会議所は2月20日、3年前から取り組んできた名物商品開発・販路開拓事業の一環として東京・中目黒で「KOCHI×PAVILION2020新商品先行発表会」を開催した。
地元資源を活用した商品開発を進めてきた同所と各事業者は、開発チームである日経BP社の丸尾弘志氏と渡辺和博氏、デザイナーの町田美紀氏らの意見を基に、商品をブラッシュアップし改良を重ねてきた。今回の初出展は、プロも絶賛する金目鯛「華金目の塩糀まぶし」、超絶濃厚な「食べる豆乳」、地鶏「土佐ジロー」など6商品で、昨年から継続の3商品も合わせ合計9商品を発表した。
お披露目に選んだ会場は、現代アート作品が点在する、まるでギャラリーのような東京・中目黒のレストラン「パビリオン」。今回の発表会のため特別に、新商品を使ったオリジナルレシピの試食が提供された。参加したバイヤーたちは、オードブルやパスタなどにアレンジされた料理と日本酒を味わいながら、商品の魅力を堪能する機会となり、出展者は「大規模な展示会よりも、バイヤーさんとゆっくりと交流できよかった」などと感想を語った。率直な意見交換ができたことを評価する同所担当者は「一歩先を見据えた継続的な関係性を築く事業になった」と、さらなる意欲を見せた。
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