大阪と京都を結ぶ京阪電気鉄道発祥の地
パリ万博で鉄道の重要性を知った渋沢栄一は、紡績業などの発展が目覚ましい大阪において、大阪・京都間にすでに敷かれていた淀川右岸の官営鉄道(現・JR京都線)だけではいずれ輸送力が不足すると考えました。そこで、淀川の左岸に私設鉄道「京阪鉄道」を敷く計画を立て、同時期に建設計画があった「畿内電気鉄道」と一本化し、1906年に京阪電気鉄道株式会社を設立。10年には大阪・天満橋駅と京都の五条駅(現・清水五条駅)間が開業し、大阪の発展を足元から支える公共交通機関となっていきます。
京阪電鉄は今年で開業111年。現在、市民生活に不可欠の存在となっています。
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大阪商工会議所 岡田 将吾
大阪の水辺にぎわいをもたらす新名所「北浜テラス」。2009年、北浜水辺協議会が日本初の川床の常設化を実現しました。写真は「北浜テラス」の一角にある難波橋のリバーサイドカフェ「MOTO COFFEE」からの眺めです。ぜひお越しください。
渋沢栄一の生涯を描く 大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)
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