八王子商工会議所(東京都)は、八王子織物工業組合、大学コンソーシアム八王子の協力を得て、市内の大学や同コンソーシアムに加盟する学校に在籍する学生に、市の特産品であるネクタイなどを進呈する取り組みを31日まで実施している。
同事業は、コロナ禍においてさまざまな面で苦労を強いられている学生を支援するとともに、江戸時代から「織物のまち」として発展してきた地元生産品である「八王子織物」のPRとして同所の繊維・ファッション部会が企画。「八王子織物のネクタイ」を就職活動における一つのコミュニケーションツールとして活用してほしいと、ネクタイや蝶ネクタイ型のピンバッジ「p-Tie(ピータイ)」などを希望する学生の先着500人に贈ることとした。
進呈された学生は、「コロナ禍での就職活動は不安だったがネクタイを通じて応援してもらえた」「就職活動が終わった後も職場で使いたい」とうれしそうに話した。
同所の繊維・ファッション部会長樫﨑亮一さんは、「コロナ禍で暗いニュースが多い中、笑顔でネクタイを受け取る学生を見てこちらも明るい気持ちになる。八王子織物のネクタイと共に社会に出てほしい」と話した。
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