近代的な都市整備を支えた深谷生まれの良質なレンガ
深谷駅は、東京駅の赤レンガ駅舎とよく似ていることで知られています。これは東京駅駅舎に深谷産のレンガが使われていることにちなみ、「レンガのまち」をアピールするため、1996年にこの姿に生まれ変わりました。
深谷では良質の粘土を産出し、これに着目した栄一が都市整備に必要なレンガを生産する日本初の機械式レンガ工場として日本煉瓦製造を設立。富岡製糸場の生糸の輸送にも使われていた日本鉄道を活用し、東京へのレンガの大量供給を可能にしました。以降、建築の主材がコンクリートに変わるまで、深谷のレンガは日本の近代建築を支え続けたのです。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
深谷商工会議所 八ツ田 広岳
「渋沢栄一翁ふるさと館OAK」は、地元商店街のお土産品や渋沢栄一グッズを取りそろえた物産館と日替わりでオーナーが変わるシェアカフェを営業しています。ぜひお越しください。また、近隣には、大河ドラマ館も開館しています。
渋沢栄一の生涯を描く 大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)
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