疲れた時には、一かけらの黒糖をなめるとスーッと体も心もほぐれてくるから、あら不思議。仲宗根黒糖の「地釜炊き純黒糖」は私にとって薬やサプリメントより効能があるようだ。
見た目は昔ながらのシンプルな板チョコ。大小不ぞろいなかけらが楽しく、その時の気分で手に取ったかけらを口の中に放り込む。なんと素直な甘さ。混じり気のない、この甘さにほれ込んでしまったのだ。
この黒糖は、契約農家が育てたサトウキビを圧搾し、地釜で5時間以上煮詰めたもの。社長自ら全て行う100%の手づくりだ。一般的に土産店などで販売されている黒糖は、製糖工場で精製された粗糖を加工したものなどが多く、地釜炊き純黒糖とは質が格段に異なる。「かき混ぜ方、火加減の管理など一時も気が抜けません」とは仲宗根聡社長。まさに職人技が光る味である。
純黒糖のほかに、黒糖菓子もいろいろな種類がそろっており、くるみ黒糖、アーモンド黒糖、カシューナッツ黒糖など、ナッツ好きには見逃せない。お茶請けに、ビールやワインの友にサイコー! いつも傍らに置いてつまんでいたい〝本物〟の黒糖だ。
来年は沖縄で、サトウキビをかじりたいなあ。
Data
社名:仲宗根黒糖(なかそねこくとう)
所在地:沖縄県浦添市字経塚466-1
電話:098-878-2060
HP:https://nakasonekokutou.jp/smp/
【浦添商工会議所】
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