能代商工会議所(秋田県)はこのほど、秋田県と東北電力が共同で提供している料金プラン「あきたEネ!オプション水力100%」の認証書交付式を開催した。同プランは、県内でCO2排出量削減に取り組む企業などに向けて、環境価値相当分を料金に上乗せし、CO2を排出しない県営水力発電所の電気を供給することで、再生可能エネルギーの地産地消につなげる取り組み。同所では同プランへの加入を通じ、7月17日から能代商工会館で使用する全ての電気をCO2を排出しない秋田県産の電気へ切り替えた。これにより、同所の電気使用に伴うCO2排出量を年間で約36トン抑制できる見込み。21日に開催された交付式で同所の広幡会頭は、「再生可能エネルギーの利用促進、CO2削減、環境問題など持続可能な産業構造の構築に向けた取り組みの一環として、会員企業がCO2削減などに取り組んでいけば大きく輪が広がっていく」とあいさつした。
今後は、会員事業者へのCO2排出量削減や脱炭素化の呼び掛けをはじめ、再生可能エネルギーの地産地消の取り組みを推進。カーボンニュートラルの実現に貢献していく。
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