もらってうれしい大人の手土産七つの味それぞれが魅力的な丸くて小さい煎餅「七福神あられ」

2024/8/23

前橋商工会議所小林しのぶ幸煎餅月刊石垣2024年7月号群馬県前橋市

パステルカラーの小袋に愛らしいイラストが描かれている（右上）、人手を惜しまず丁寧につくられていく（右下）、本社内にある前橋店で商品が買える（左上）、東京の銀座本店も人気（左下）

「七福神あられ」は人を笑顔にする煎餅だ。ご利益がありそうなめでたいネーミングと、パッケージの表面でにっこり優しくほほ笑む神様たち。このイラスト、本当に心をほぐしてくれるなぁ。

七福神なので、味は７種類。恵比寿天（えび味）、大黒天（青のり味）、福禄寿（ふくろくじゅ）（しそ味）、弁財天（バター味）、寿老人（じゅろうじん）（唐がらし味）、布袋尊（ほていそん）（チーズ味）、毘沙門天（びしゃもんてん）（カレー味）と、バリエーションに富んでいる。直径約３㎝の丸い煎餅が１枚ずつ小袋に収まっており、どれもサクサクの食感。順に全種類を食べてもよいし、缶の中に手を突っ込んで“当たりくじ”を引くのもよい。ちなみに、私の“当たり”は弁財天。バターの濃厚な味と香りが煎餅の塩気と相まって、何枚、いや何十枚でも食べられるうまさだ。弁財天が大吉とすると、中吉は恵比寿天。強いえびの風味がたまらない。

煎餅の米は国産品を使用し、香料やパウダー類も安全・安心の素材にこだわっている。今では煎餅好き以外の人にもよく知られ、前橋を代表する土産といえるだろう。ネーミング、イラスト、そして一番大事な味、全て満点。未来へと残したい菓子の一つだ。