秋田商工会議所は8月17、18日、千秋公園大手門の堀にある遊歩道を500個のLEDランタンでライトアップし、光の遊歩道を演出した。同イベントは、堀に咲くハスの魅力を発信する「千秋蓮まつり2024」の一環。千秋公園は江戸時代に秋田藩を統治した佐竹氏の居城「久保田城」跡に位置する由緒ある公園で、秋田駅から徒歩圏内にあることからアクセスも良く、同イベントには2日間で延べ約3800人が訪れた。
ランタンは、7月11日に完成したばかりの全長約250㍍・幅約3㍍の遊歩道の両脇に配置され、両日とも午後7~10時にライトアップが行われた。温かみのあるオレンジ色の明かりがともり、幻想的な景色が広がっていた。
ランタンは、絵が描かれた台紙で装飾されている。この絵は、千秋公園内にある「あきた芸術劇場ミルハス」のほか、近隣の文化施設で行われたイベントなどで設置されたイラスト描画コーナーで地元住民が描いたもの。子どもたちがハスの花や竿燈などの絵を描いている姿も見られた。台紙はライトアップ後、21~31日に同芸術劇場の多目的スペースに展示された。同所担当者は、「ランタンのライトアップは想像以上にきれいで良かった。来年も実施したい」と話している。
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