中小企業庁は2月26日、「令和7年中小企業実態基本調査速報(令和6年度決算実績)」を公表した。同調査は中小企業の財務情報、経営情報などを把握するため毎年行っているもの。「建設業」「製造業」「情報通信業」「運輸業・郵便業」「卸売業」「小売業」「不動産業・物品賃貸業」「学術研究・専門・技術サービス業」「宿泊業・飲食サービス業」「生活関連サービス業・娯楽業」「サービス業(他に分類されないもの)」の11産業に属する中小企業から約11万社を無作為に抽出して調査を実施している。今回は、有効回答4万5241社(有効回答率41.2%)を基に推計した。
調査結果によると、1企業当たりの売上高は2.2億円(前年度比6.9%増)、1企業当たりの営業利益は907万円(同16.6%増)、1企業当たりの経常利益は1075万円(同8.4%増)だった。また、1企業当たりの従業者数は9.9人(同1.6%増)で、中小企業1企業当たりの売上高、営業利益、経常利益、従業者数の全てが増加した。
中小企業の売上高の産業大分類別構成比を見ると、卸売業(29.6%)が最も高く、次いで製造業(20.2%)、建設業(13.0%)の順。増加しているのは不動産業・物品賃貸業(前年度比19.1%増)、卸売業(同14.9%増)、運輸業・郵便業(同8.6%増)など8産業となっている。
従業者数の産業大分類別構成比は製造業(20.3%)が最も高く、次いで小売業(14.4%)、建設業(11.3%)の順。増加しているのは生活関連サービス業・娯楽業(前年度比11.5%増)、運輸業・郵便業(同4.9%増)など8産業だった。
事業承継に関する状況を見ると、事業継承の意向別構成比は、「今はまだ事業承継について考えていない」(39.9%)が最も高く、次いで「現在の事業を継続するつもりはない」(26.9%)、「親族内承継を考えている」(23.2%)の順となっている。事業承継の意向別構成比を産業大分類別に見ると、「今はまだ事業承継について考えていない」は情報通信業(57.6%)が最も高く、「現在の事業を継続するつもりはない」は生活関連サービス業・娯楽業(39.9%)が最も高い。
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