宮津節に歌われた『海の京都』の名勝・天橋立
京都府北部の丹後地方は丹後ちりめんの産地として江戸時代に発展し、ちりめんの流通拠点となった宮津港は花街が形成されるほどのにぎわいをみせていました。宮津を代表する観光地であった天橋立は、宮津の花柳界で流行した宮津節にも歌われ、港を訪れた船乗りや商人によって日本各地に広まりました。松島(宮城県)、宮島(広島県)と並ぶ日本三景として、今も日本人に愛される景勝地です。
傘松公園は、その天橋立を逆さに見る「股のぞき」で有名な、天橋立展望スポットです。海と空の上下が逆転すると、天橋立がまるで空に掛かる浮橋のように見えるといいます。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
宮津商工会議所 宮垣 茉莉奈
大手川ふれあい広場にある「ガラシャ像」は必見。明智光秀の子で、宮津藩主だった細川忠興の妻が地域の繁栄を願う姿を表しています。近くには、使用できる天主堂として国内最古といわれる歴史的建造物「カトリック宮津教会」があります。
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