地域をデザインし ワクワクするまちづくりを目指す
株式会社コマドデザイン 代表取締役 福井 千波(ふくい・ちなみ)
デザインはあくまで“手段”本当の目的は地域活性化
20年前、私は大阪から埼玉県川口市へ移り住みました。知人も縁もなく、「地下鉄で都内へ1本で出られる」という利便性だけの理由で移り住んだ見知らぬ川口市でしたが、今では人生をかけて関わり続けたいと思う大切なまちになっています。
子育てをする中で、子どもたちにとって川口が“地元”になっていく姿を見ながら、「このまちを子どもたちが誇りに思える場所にしたい」と強く感じるようになりました。そのために、自分に何ができるのかを考えたことが起業の原点です。
私は独身時代、大手印刷会社でデザイナーや企画制作ディレクターをしていました。その経験を生かし、川口で子育てをしながら、フリーランスのデザイナーとして活動を始めました。しかし仕事をするうちに、単にデザインを制作するだけではなく、地域そのものを元気にする「地域デザイン」に取り組むようになりました。
「子どもたちも参加できる、文化度の高いイベントがもっとあったらいいのに」「まちの掲示板にもっとデザイン性の高いポスターが貼ってあれば、若い人も興味を持つのに」……そんな思いから、地域デザインやイベントの企画運営に携わるようになりました。デザインはあくまで“手段”であり、本当の目的は地域活性化です。人と人、人と地域をつなぎ、地域に新しいワクワクを生み出すこと。そして、地域の問題をビジネスの力で解決する「ローカル・ゼブラ企業」を目指すこと。それがコマドデザインの目指す姿です。
