仕事観の醸成に一役
水戸(茨城県)
水戸商工会議所(茨城県)は市内小学校の夏休み期間中に、同5、6年生を対象に「みとっ子お仕事探検隊」を開催、延べ98人が参加した。
同事業は、同所「水戸を担う次世代育成委員会」が子どもたちの職業選択の視野を広げ、地元への就業意欲向上を図ることを目的に企画された職場体験事業。同所会員のうちサービス業や製造業など12社の協力の下、「メディア探検隊」「販売探検隊」「食品販売探検隊」「お金・財産探検隊」「ものづくり探検隊」「地域貢献探検隊」の6コースを設けた。参加児童は、事前に希望する1コースを選択し、2日間で2社(1日1社)を訪問した。
「販売探検隊」では水戸京成百貨店へ13人が訪問。同社担当者によるあいさつ練習が行われ、実際の開店時にお客さまを出迎えた。また、売り場では接客や商品整理なども体験した。
「ものづくり探検隊」の関川畳商店には8人が訪問。畳づくり(張替)の現場を見学した後、畳やへりの色・柄を自分で選んで長方形と正方形のミニ畳づくりを体験した。
終了後のアンケートでは「(仕事は)楽しい」「(自分のために)早く仕事をしたい」などの声が多くあった一方、「稼ぐことは大変」「まだ遊んでいたい」との声もあった。
また「将来水戸で仕事をしてみたいか」については、37人が「してみたい」と回答、「したくない」の13人を大きく上回った。
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