地元企業に興味津々
津(三重県)
津商工会議所は、設立125周年記念事業の一つとして7月27日、ものづくり企業見学会「夏休み親子教室」を開催した。 同事業は、子どもたちが将来の職業を考える際の就業観を育むことを目的とし、ものづくりや地元企業への興味を深めながら、学習意欲を高めることを目指すもの。津市内の小学生と保護者16組32人が参加した。
パナソニックエコソリューションズ津工場ではスイッチやコンセントの自動組立工場を、井村屋では「あずきバー」の製造工場、住友電装では自動車部品の製造工場をそれぞれ見学。最後に津市産業・スポーツセンター「サオリーナ」の施設見学と併せて高校総体ハンドボールを観戦した。
保護者からは「プラスチック製品を分ける仕事を子どもがゲーム感覚で体験させてもらえて、とても楽しそうだった」「家にあるコンセントプラグの中が見られて、しかも身近に製造工場があったことに驚いた」「普段は入れない工場にもっと行ってみたい」などの声が寄せられた。滞在時間は各社1時間ほどだったが、「子どもたちが目を輝かせ、熱心に説明に聞き入る姿が印象的だった」と同所担当者。親子で有意義な時間を過ごした。
この取り組みにはこれまで、JFEエンジニアリング、三重テレビ放送、おやつカンパニー、中部電力、松阪鉄工所などからも協力を得ている。同所では、今後もこうした企業見学会を積極的に実施していく予定だ。
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