日商 Assist Biz

更新

まちの視点 一品で店は変われる

夫婦二人三脚の商売が生み出した中林鶏肉専門店の人気商品「にく佃煮」

山陽新幹線・福山駅から自動車で30分、丁寧につくられる家具とみそで知られる広島・府中には、もう一つ名物がある。商店街や共同店舗のそれぞれの店が切磋琢磨(せっさたくま)して、お客さんに自信を持ってお薦めする商品をつくり、または選び、それを積極的に展開していく個店活性化事業「一店逸品運動」の全国コンテストでグランプリを獲得した鶏肉そぼろ「にく佃煮(にくだにぃ)」だ。

逸品を育む仲間の存在

この逸品を生み出したのは、府中で71年にわたり新鮮な鶏肉を商う「中林鶏肉専門店」の中林正男さん・八栄さんご夫妻。かめばかむほどうま味の増す親鶏を原材料に、親戚の叔母さんがつくってくれる絶品のいかなごのくぎ煮の味を受け継ぎ、試行錯誤を繰り返して完成した逸品だ。

この記事は無料会員限定の記事です。

無料会員登録をすると続きを読めます。

無料会員の方はログイン

次の記事

宮川商店

全国およそ300カ所に広がる個店・商店街・地域活性化事業「得する街のゼミナール(まちゼミ)」の中でも、日本最北端で行われているのが紋別だ。 「創業の店である酒と米を扱う…

前の記事

表町商店街 ソバラ屋

岡山城築城とともに400年以上の歴史を持つ表町商店街。そこで1832年から店を構える「ソバラ屋」は紅やおしろいなどの製造販売で業を興し、その後は染めの手拭いを主に扱ってい…

関連記事

「家族の笑顔」をテーマに婦人服、子供服と雑貨を商う「COSUCOJI(コスコジ)」

創業13年目、埼玉・北浦和を拠点に5店舗を展開し、「家族の笑顔」をテーマに婦人服、子供服と雑貨を商う「COSUCOJI(コスコジ)」を営む小杉光司さんを久しぶりに訪ねたのは今年…

経済学者・思想家 ジャック・アタリ

「パンデミックという深刻な危機に直面した今こそ〝他者のために生きる〟という人間の本質に立ち返らねばならない」こう語るのは、ヨーロッパを代表する知性であり、フランスの…

栃木県のカメラ専門店チェーン「サトーカメラ」

日本の戦後商業の歴史は産業化、チェーンストア化の歴史でもあった。生活者の立場から日々の暮らしを豊かにする使命を掲げ、多くの商業者が“坂の上の雲”を目指して産業化、チェ…