松江商工会議所(島根県)は4月4日、国内外の女性観光客をターゲットにした無料スマホアプリ「縁むすびスマートナビ」の運用を開始した。増加する観光客へのおもてなしを強化する目的でつくられた同アプリは、日本語のみならず、英語、中国語(簡体字)、韓国語での表示が可能。インバウンド観光の推進を目指し、アプリ提供に先駆けて3月2日から、キャリア制限のない「無料公衆無線LAN」スポットを市内の観光施設など35カ所に設置した。
アプリには、女性観光客に人気の高い「縁むすびスポット」や観光名所、飲食店、土産店などを掲載。また、GPS機能を使うことでルート案内も可能となっている。「まち歩きコース」や「おさえておきたい名所」など、地元民おすすめのスポットやコースのほかに、アプリユーザーの「ランキング」表示もあり、初めて松江を訪れた人はもちろん、リピーターにも楽しめる内容となっている。
さらに、「避難所の案内」や「防災情報」などの情報も盛り込み、多機能情報通信ツールとして今後さらに内容を充実させていく予定だ。同所は、「国際文化観光都市にふさわしい観光面でのハード、ソフトの整備を図り、おもてなし日本一といわれるようなまちにしていきたい」と話している。
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