人吉商工会議所(熊本県)などで構成するひとよし温泉春風マラソン実行委員会は2月18日、「第15回ひとよし温泉春風マラソン」を開催した。ハーフマラソンや10キロメートルのマラソンに加え、約4キロメートルの「10分の1マラソン」も実施。熊本県内外から約5千人が参加し、盛り上がりを見せた。
人吉市の市街地や球磨川(くまがわ)沿いを走るコースで高低差が少なく、初心者でもチャレンジしやすい。コース脇では、地元の町内会などが軽食や飲み物を提供し、また、小旗を振って応援するなど、ランナーを後押しした。ゴール地点の人吉城跡の広場では、鶏肉やニンジン、ゴボウなどの野菜がたっぷり入った郷土料理「つぼん汁」やぜんざいなどがふるまわれ、参加者の疲れを癒した。
同マラソンの参加賞として、人吉温泉の入浴券が提供された。同温泉の歴史は古く、1492年に人吉を治めていた相良家の当主が湯治をしたという記録が残っているという。球磨川沿いを中心に温泉が点在し、泉源は80を超え、現在、市内には温泉旅館のほかに公衆温泉浴場も約20軒ある。
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