輪島商工会議所(石川県)はこのほど、政府の「ビジットジャパンキャンペーン(VJC)」に役立ててもらおうと、伝統工芸である輪島塗の蒔絵でキャンペーンロゴの桜を描いたバッジを作製した。3日に、同所の里谷光弘会頭と梶文秋輪島市長が国土交通省を訪問し、坂井学政務官と久保成人観光庁長官にバッジ60個を手渡した。
このバッジは、政府が目標としていた年間外国人訪日旅行者が2013年に1000万人を達成したことを受け、同所が企画。次の目標である年間2000万人に向け、キャンペーンを盛り上げるとともに、日本の伝統的工芸品である輪島塗を広く世界にPRしたいとの思いから作製した。海外に日本の良さをアピールする場面などで要人に着用してもらう予定で、坂井政務官は「有効活用させていただきます」と語った。
同所は、「日本のものづくりの素晴らしさを紹介するきっかけとして使用してもらえればと思う。今後も輪島だけでなく、日本の良さを最大限にアピールし、さらなる誘客に協力していきたい」と話している。
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