鯖江商工会議所(福井県)は鯖江市と共同で10月25~27日の3日間、「さばえものづくり博覧会2014」を開催した。同博覧会は「発信! 鯖江ブランド」をテーマに、市内産業の振興・発展を図るとともに、後継者の育成や農商工連携を深めることを目的に平成24年から毎年開催しているもの。3回目となる今回は約200事業所がブースを展開。期間中約1万3500人の来場者でにぎわいを見せた。
当日は、地域産業を担う企業の展示のほか、ファッションデザインコンテスト、伝統産業のものづくり体験など、多くのプログラムを実施した。また、一般の来場者のほかに、地域の若い世代にも鯖江ブランドに興味を持ってもらおうと、地元の中学生を招待。展示や体験ブースを見学してもらい、ものづくりの魅力に触れてもらった。さらに、学生投票による「ベストブースコンテスト」も行い、地域に根差した「シャッター」や「畳」の会社が選ばれた。
同所は、会員事業所のものづくりに掛ける思いを同所ホームページで「さばえもの物語」として紹介しており、新たなブランドの掘り起こしにも取り組んでいる。担当者は「今後も同博覧会やHPなどを通じ、鯖江ブランドの発信に力を注いでいきたい」と話している。
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