袋井商工会議所(静岡県)は11月15、16日、ベトナム・ホーチミン市内で開催されたイベント「ジャパン・フェスティバルinベトナム」に、地元会員企業5社との混合ブースを出展。名産のお茶やご当地アイドルのステージなどを通じ、地域の魅力をPRした。
同所が製茶メーカーやインターネット関連企業、タレント育成スクール、静岡大学、静岡理工科大学などとともに出展した袋井ブースは、初日から開場時間前に行列ができるほどの大盛況。特に、袋井茶と落雁菓子の実演販売は「まろやかでおいしいお茶」「お菓子とよく合う」とベトナムの若者の人気を集め、2日間で600セット(1セット約120円)を売り上げた。また、ご当地アイドル「H&A.」による歌と踊りのパフォーマンスも会場を盛り上げ、写真撮影や握手を求める来場者でにぎわった。
同フェスティバルは、日本の「食」「モノ・コトづくり」を通じ、ベトナムの人々に日本の「文化」「伝統」「技術」を感じてもらおうと、日本ベトナム友好年(日本ベトナム外交関係樹立40周年)である昨年からスタートした交流イベント。〝Japan Style〟の発信、日本企業のベトナム進出支援や教育機関の訪日留学生の拡大支援、日本ブランドの紹介による観光客誘致などを目的としている。今年は昨年の6万5000人を上回る10万5000人が来場し、日本文化への関心の高さや日本企業進出への可能性をあらためて感じさせた。
同所は、「日越交流への期待感や関心の高さを実感した」と話している。
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