歴史ある銘菓と乳製品PR
高崎商工会議所 群馬県
高崎商工会議所は、群馬銘菓の薄焼きせんべい「旅がらす」シリーズと同県産の牛乳を使用したヨーグルトなどを販売した。同県では磯部温泉の鉱泉水を使った薄焼きせんべい(磯部せんべい)が昔からお土産の定番。これを戦前からつくり続けていた旅がらす本舗清月堂が、高度成長期にせんべいでクリームを挟んだところ大変おいしいとして誕生したのが「旅がらす」だ。以来約50年、地元で愛されてきた。
名称は神武天皇東征の際、険しい山道を八咫烏(やたがらす)が導いたとする神話にちなむ。同社は昨年、このせんべいに乳酸菌を加えたものを開発。ジャムを塗る、サラダに加える、ピザの生地にするなどで楽しむ「旅せんパーティー」を提案しアピールした。また、女性に好評のレーズンサンドも紹介した。
上毛食品工業の「飲むヨーグルト贅酪(ぜいらく)」は砂糖・香料・安定剤を使用せず、牛乳本来の甘さを追及してつくったドリンクタイプのヨーグルトだ。ほのかな甘みは乳成分である乳糖を酵素分解して得られるグルコースとガラクトースによる自然な甘みだという。同社は明治13(1880)年、高崎市に栗本牧場として発足、その後株式会社を設立、学校給食への提供を中心に乳製品をつくり続けている。試飲した来場者からは「とても濃厚だ」との声が聞かれた。
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