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まちの視点 安売りに頼らない商い

原材料から製法まで本物を追求したマルニの「毘沙門天ジーンズ」

バブル崩壊以降、下がり続けた物価の中でも、ジーンズは象徴的な商品だ。2009年にファーストリテイリングが展開するカジュアル専門店「ジーユー」が990円ジーンズを発売すると、競合が相次いで低価格ジーンズ市場に参入。結果、複数の国内大手ジーンズメーカーが経営破綻し、街からジーンズ専門店が消えていった。

低価格競争による市場淘汰はさまざまな業界で見られた。家具業界もその一つ。海外生産のプライベートブランドを郊外大型店で廉価販売するビジネスモデルが業界を席巻。家具を消耗品として大量販売するチェーンが成長する一方、街の家具店は減り続けている。粗利益を削った過度の安売り競争の揚げ句に、多くの企業が事業資源を減耗させていった。しかし、それとは逆の行き方で確実に成長してきた企業もある。

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