ポンたらを皿に盛り、マヨネーズ、しょうゆ、七味唐辛子を用意したら熱かんをつけて準備完了。ポンたらを皮からむしっては食べ、むしっては食べ、あらあら熱かんがもうすっからかん。「稚内ブランド」に認定され、稚内市ふるさと納税のお礼品にも選ばれているポンたらは、昭和45(1970)年に販売され、50年の歴史をもつ。北海道産のスケソウダラの身を味付けし、乾燥させたあとローラーをかけてペシャンコに食べやすくしたもので、かめばかむほどタラの味が出てきてくせになる。‶永遠のベストセラー〟‶ノシャップの味〟などのキャッチフレーズが付き、道民なら知らない人がいない。不精な自分はそのまま食べる派だが、一手間加えるなら、ほぐした身に熱湯を注ぎ、身を柔らかくして酢じょうゆで食べてもうまい。ポンたらの名前は、漁師たちが小さいタラのことを‶ぽんたら〟と呼ぶことから来ているそう。オリジナルネームではない。
「ポンたら」と大きい文字が書かれた包装袋は昭和感満載。同様に大きく描かれた男の子のイラストは、大東食品のキャラクター・大東大介くん。身長130㎝、永遠の10歳、好物は珍味だそう。遊び心が楽しい。稚内土産にどうぞ。
Data
社名:大東食品(だいとうしょくひん)
所在地:北海道稚内市新港町1-16
電話:0162-22-5555
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