鏡とLEDで不思議体験
足利(栃木県)
足利商工会議所(栃木県)と足利商業連合会は、体験型イルミネーション「LEDミラーハウス」を2020年12月20日から21年1月24日まで同所1階の市民ギャラリーに設置した。
新型コロナウイルス感染予防対策を実施の上、市の中心街への来街者の増加と消費喚起を図ることを目的に開催し、一般に無料開放した。
同事業は、同所創立80周年の特別企画として、初めて足利工業高校とも連携。同高校3年で電子機械科の5人が研究課題の一環で、昨年9月から「LEDミラーハウス」の制作に取り組んだ。
「LEDミラーハウス」では、ミラーパネルとLEDの組み合わせで本物と映り込みが分からなくなる不思議なイルミネーションが体験できる。床面積約2畳半、高さ2・5メートルの七角柱の内側に鏡面シートを貼り、LEDテープを垂らした。光の色はリモコン操作で変えられる。
同事業を終えて、同校の生徒らは「参加してくれた子たちの笑顔が最高で、努力が報われた瞬間だった」「さまざまな世代の方に楽しんでもらえて、とても良い経験になった」とイベントの成功に胸なでおろした。
同所の本島良紀さんは「高校生の発想を取り入れることで、これまでにない感覚のイルミネーションが完成した。今後もこのような斬新なアイデアを生かしていきたい」と語った。