「組子ドーム」華やかに
宿毛(高知県)
宿毛商工会議所青年部(高知県・宿毛YEG)は2020年11月21日から21年1月16日まで、宿毛市の小野梓記念公園で、「組子ドーム」を中心に周囲を色とりどりのLED電球1万5千球で彩るイルミネーションを実施した。組子ドームは伝統的な組子細工の技術を生かしたかご状の建造物で、同YEGメンバーの濱中建築が製作。カラフルな光に誘われ、通り掛かる人や家族連れがドームの中で写真撮影を楽しんだ。
今年で4回目となる同事業は、若者の流出や少子化が課題の宿毛市に、にぎわいを創出しようと始めた。今回はコロナ禍が続く中、「3密」を防ぎながら打撃を受けた商店街を応援しようと前年までと場所を変え、商店街に近い同公園を会場に。点灯式などのイベントは中止した。新たに若年層の参加を促すためインスタグラムでフォトコンテストを開催、イルミネーションや市内の店舗で撮影した写真の投稿を呼び掛けた。
会場を訪れた人からは、「まちが華やかになった」「大きな組子ドームが映える」「装飾にまとまりがある」などと好評を得た。同YEGは、地域活性化の一助として、同事業を宿毛の冬を代表するイベントとするべく、今後も力を入れていくという。
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