廃材が希望のツリーに
いちき串木野(鹿児島県)
いちき串木野商工会議所青年部(鹿児島県・いちき串木野YEG)は、廃材を集めて制作したツリー「GENKIツリー~希望の灯~」を、2020年12月12日から21年1月22日までJR串木野駅前広場に設置した。
新型コロナウイルスの影響でイベントの中止が相次ぐ中、希望のともしびとして地域を明るく照らし、元気にしたいという思いで企画。予算をかけずにみんなを喜ばせようと、9月下旬から廃材集めなどに取り組んだ。
同所会員事業所から約2トンの木材やトタンを集め、ペンキで色とりどりに着色したものを、スギの木の軸にクリスマスツリー型に取り付けた。
廃材から円形の木板もつくり、市内の小中学生が書いた「コロナに負けるな串木野!」「世界中のみんなに幸せがくるように」などの希望の願いを込めたメッセージもツリーを囲む柵に取り付けた。
ツリーは、昼にはカラフルで、夜には3300球のLEDが光を放ち、訪れた多くの人に笑顔をもたらした。
また、市内の飲食店や小売店を利用し各店舗でシールを5枚集めると、特産品詰め合わせが当たるシールラリーも同時に開催した。
事業を終えて同YEGの八田雄介さんは「地域経済の活性化とコロナ禍で沈んだ市民の気持ちを元気づけられたのでは」と話した。
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