パレード華やかに、30万8千人動員
東北六県県庁所在地商工会議所や東北6市などで構成する東北絆まつり実行委員会は、6月1、2日の両日、福島市内で「東北絆まつり2019福島」を開催した。同イベントは、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と東北の復興を国内外にアピールするもの。2011年から毎年開催してきた「東北六魂祭」を引き継ぎ、仙台市(宮城県)、盛岡市(青森県)に続く3回目だ。今年は、2日間で30万8千人の観客を動員した。
メインイベントは東北6市を代表する祭りが集結するパレード。今年音楽や踊り、衣装を一新した「福島わらじまつり」を先頭に、「仙台七夕まつり」「山形花笠まつり」「盛岡さんさ踊り」「秋田竿燈まつり」「青森ねぶた祭」が勇壮かつ華麗にまちを練り歩いた。
また先行パレードとして相馬市・南相馬市の「相馬野馬追」や台湾の伝統舞踊パフォーマンス「台北慶和舘」も参加した。パレードコース周辺ではパブリックビューイングやステージイベントも実施、東北や福島のグルメもそろい大勢の人でにぎわった。今回は、根強く残る風評被害払拭を目指して県内の事業者も多く出店。県全体で観光・飲食、郷土芸能のPRを行った。来年は5月に山形市で開催する予定だ。
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