廃棄商品の有効活用で食品ロス削減へ
大垣商工会議所は、フードシェアリングのショッピングサイト「KURADASHI」を運営するクラダシと、食品ロス削減に向けた連携協定を4月7日に締結した。
同社は、メーカーから賞味期限が迫っている商品や季節商品、パッケージの傷みなどにより消費可能でありながら通常ルートでの販売が困難な商品を買い取り、消費者(会員)へ販売、その売り上げの一部を社会貢献活動団体などへ寄付している。廃棄商品の有効活用についての取り組みを同社と連携して行うのは全国の商工会議所で同所が初めて。
食品関連事業者は、コロナ禍で観光業や飲食店が打撃を受けていることから販売量に波があり、余剰在庫が課題となっている。同所は協定によりこうした余剰食品を有効活用することで、会員企業など地域の事業者が抱える廃棄の可能性のある商品の販路拡大をサポート。5月13日には、事業者向けに「KURADASHI」の概要やメリット、出品までの流れなどを説明するオンラインセミナーを開催し、消費者や食品メーカーなどの食品ロス削減に対する意識向上を促している。
クラダシは今後、「KURADASHI」サイト内に同所会員特集ページを開設するほか、会員企業の商品の購入者に次回の買い物時に利用できる5%引きクーポンを発行する予定だ。
「KURADASHI」特設サイトはこちら https://www.kuradashi.jp/
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