日本YEG執行部に聞く「YEG活動・展開とその未来」は先月号に引き続き、ブロック大会を終えた佐藤北陸信越ブロック代表理事、冨山東北ブロック代表理事、乘藤中国ブロック代表理事の3人へのインタビューを対談形式で紹介する。
―コロナ禍でブロック大会を開催した、その過程において単会やブロックの成長や変化はありましたか?
佐藤 元々亀田YEGは小さい単会です。ブロック大会の準備を始めたのが昨年4月くらいですが、コロナの終息が見えない禍中であったので、実働は20人くらいで行わざるを得ませんでした。過去の単会運営は、会長が全てを執り行うような組織でしたが、それぞれの部会に役割を振り分けて運営したという意味では、組織として成長したと感じます。
冨山 意見が二極化することが多く、当初は「全員で一致団結して」との思いが強かったのですが、何があっても開催するという人が中心に動くようにシフトすることで会議の雰囲気が変わりました。また、その動きが中堅メンバーのモチベーションアップにもつながりスムーズに議論が進むようになりました。
―商工会議所活動の一翼を担う者として親会との関わり方や役割は
乘藤 親会との関係は非常に良好です。会頭(親会)がYEG活動に理解があり、協力的で行政とも関係が良くできています。青年部がいないと親会の機能が果たせないところもあるので、今後も積極的に関わらせてもらいます。
佐藤 非常に協力的であり、今回のブロック大会においても好きなようにしなさいと言われました。元々親会との交流は少なかったのですが、親会の会員大会の一事業を担当することをきっかけに、メンバーの活動を知ってもらえました。大会のお礼に伺ったときも、これからは若い力で頑張ってほしいと言われたので、今後も青年部は親会の一部会として、地域に魅力を発信することが非常に重要な役割だと思っています。
―自単会の魅力は
乘藤 追い込まれないと動かない単会だったが、ブロック大会の開催が決まってからの動きはすごかったです。ペース配分すれば良いと思うところもあるが、ブロック大会という大きな事業を行ったことでメンバーが多様性を受け入れられるようになったのではと思う出来事が多くありました。
冨山 まず東日本大震災の経験が力になっていると感じています。ブロック大会の開催に手を挙げたのも、単会にパワーがあふれていて何でもできると感じたからです。自分たちが立ち上げた事業に行政や観光協会も巻き込んだ大規模イベントの開催や、市役所と協力した事業を実施しています。特に行政の若手職員と白河の未来を考える風会議を立ち上げ、JAやJCも交え若手が集まる会を10年近く続けています。
佐藤 歴史が古く、過去には全国大会も主管し歴代会長も輩出していることは誇りに感じています。昔はかなり活動的な単会だったという歴史があるにもかかわらず、自身が入会した時期はイベントに出店するだけというような状況でした。最近はイベントを通じ地域の人々を巻き込み認知向上に努め魅力的な単会運営ができていると思います。また、ブロック大会開催により士気が上がったことに加えて、地域のイベント屋ではなく青年経済人として地域に貢献するという意識改革が進んでいます。
プロフィール
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