石川県輪島市の酒屋「酒ブティックおくだ」は、奥田さん夫妻(四代目)が営んでいる「みんなの街の酒屋さん」。お客のお酒選びの相談に乗り、ベストな1本を提案することを信条としている。同店は市内中心部にあり、奥能登銘柄の地酒の取り扱いが豊富だったことで、震災前は観光客が多く来店していた。ところが、2024年元日に発生した能登半島地震で状況は一変。奥能登の酒蔵が酒造りの場所を失い、店頭から地酒が消えた。さらに同年9月の能登半島豪雨で復旧に水を差された。
こうした中、手を差し伸べてくれたのが、県内や全国の酒蔵だ。奥能登の酒蔵に醸造設備の貸与などの申し出があり、復興途上の今でも共同醸造酒として奥能登銘柄の地酒を造り続けている。
その販売は、地元の人がまちを離れ、観光客が来ない中、店頭から同店のオンラインストアに移った。もともと奥能登は酒造量の少ない酒蔵が多く、全国的に無名な銘柄がほとんどだったが「震災をきっかけに、全国からご注文をいただくようになりました。継続的にご購入いただいているお客さまもたくさんいます」と話す奥田さん夫妻。
奥田さん夫妻は、関係する全ての人への感謝の気持ちを忘れずに、「ふるさと輪島を元気にしたい」という強い思いを持って、輪島で商売を続けていく。
お問い合わせ
酒ブティックおくだ
所在地 : 石川県輪島市鳳至町畠田3-65
電話 : 0768-22-0153
