マレーシアを大ざっぱに定義すると、東南アジア諸国連合(ASEAN)の“中堅国”となるだろう。2024年のデータで見れば、人口は約3410万人、国内総生産(GDP)は4222億ドルとともにASEAN11カ国中の6位で、面積も5位。世界有数の液化天然ガス(LNG)輸出国であり、1人当たりGDPは1万2619ドルとASEANではシンガポール、ブルネイに次ぐ豊かな国ではある。首都クアラルンプールには世界第2位の高層ビル「ムルデカ118」(高さ678・9m)など超高層ビルが立ち並ぶが、地政学リスク満載のグローバル情勢の中では、中堅国の強みは見えにくい。
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