年齢とともに、「歩くのが遅くなった」「立ち上がるのがつらい」と感じることはありませんか。その原因の一つに挙げられるのが「サルコペニア」です。
サルコペニアは、加齢や生活習慣などによって筋肉量や筋力が低下し、身体機能が衰えた状態を指します。特に、背中やおなか、お尻、太ももなどの「抗重力筋」が衰えるため、立つ・歩くといった動作がおっくうになり、活動量がさらに減少する悪循環に陥ります。進行すると立ち上がりや歩行が難しくなり、転倒や骨折、さらには要介護状態につながる恐れがあります。また、行動範囲が狭くなり人との交流や新しい刺激が減ることで、認知症やメンタル不調のリスクが増します。
サルコペニアの主な原因は加齢ですが、運動不足やたんぱく質不足などの栄養不良、過度なダイエットも発症を後押しします。特に夏や冬は、暑さや寒さで外出の機会が減り、活動量が落ちやすいため注意が必要です。また、病気やケガによる長期間の安静や寝たきりも筋肉量を減少させる要因です。
