何となくおなかが張っている、このところ便秘がちだ―。そんな不調の背景に、「腸疲労」が隠れているかもしれません。腸疲労は、医学的な病名ではありませんが、腸の機能低下によって腸がうまく働かなくなった状態を指します。
腸は、食べ物を消化・吸収するだけでなく、有害物質の侵入を防ぐバリアの役割も担っています。しかし、睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどにより腸内細菌のバランスが崩れると機能が低下し、便秘や下痢、おなかの張りといった不調が起こりやすくなります。さらに、慢性的な疲労感や肌荒れ、風邪をひきやすいなど、全身に影響が及ぶこともあります。
特にこれからの暑い季節は、腸疲労が起こりやすい時期です。冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、冷たい飲み物を取り過ぎたりすると、腸が冷えて血流が悪くなります。また、食欲低下からそうめんなど単品中心の食事になり、栄養バランスが偏ることも原因の一つです。
