商品を通じて幅広い年齢層にアピール
高松商工会議所は、高松市特産の松盆栽(高松盆栽)のPR拠点「高松盆栽の郷」のオープン(4月1日)に合わせて「盆栽新商品コンテスト」を実施し、3月に結果を発表した。同事業は、同所が盆栽の体験型観光商品づくりを行っていることから、同施設を運営する香川県盆栽生産振興協議会より委託を受けて実施したものだ。
最優秀賞は香川県の特産品である和三盆糖を木型で固めた干菓子の詰め合わせ「箱盆」。〝盆栽と和三盆、二つの盆を楽しむ〟をコンセプトに、松葉、梅花、月、鳥をかたどった干菓子を箱のふたに並べて盆栽のある風景「盆景」を楽しめるユニークなアイデアとコンセプトが評価された。優秀賞は抹茶と竹炭で松を表現した焼き菓子「さぬき松ぼうろ」、審査員特別賞は盆栽をデザインしたアロマディフューザー「香りぼん」、デザイン性の高い盆栽の器「癒zen(ゆぜん)モダン盆栽」が選ばれた。
同コンテストは、高齢者から若者まで幅広く盆栽への興味を喚起するために企画。県内に拠点を置く事業者や任意団体を対象に、食品、非食品を問わず「盆栽に関する商品」を募集し、17の応募商品の中からインターネットによる一般投票、盆栽生産者を中心とした審査員による最終審査を経て受賞商品を決定した。受賞した4商品は、高松盆栽をイメージする土産品として高松盆栽の郷で販売されている。
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