好奇心に応える対応が必要
田原 尚子/ハラル・ジャパン協会 岡山支部支部長
岡山県では、ハラル・ジャパン岡山支部が中心となって、ハラルに関する勉強会を開催している。食品、化粧品、美容健康食品、製造業、自治体、観光業などさまざまな人が、その都度参加しているという。「ここ岡山でもハラルへの関心は高いのだと実感しています」と同支部長の田原尚子さんは言う。最近では、米粉でハラル認証を受けた企業が出たのを機に、それを地域活性化につなげようというプロジェクトが進んでいるそうだ。
また、土産物も充実させるため、イスラム教徒を招いてテストマーケティングやモニターツアーを実施している。「特にイスラムの方は旅行に対して、『ああ、楽しかった』だけではなく、そこで何かしら学びとって帰りたいという気持ちが強い人が多いのです。その勉学心、好奇心を満足させる対応もこれからの〝ハラル対応〟として必要ではないかと考えています」
※月刊石垣2015年4月号に掲載された記事です。
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