釜石商工会議所(岩手県)・袋井商工会議所(静岡県)・東海商工会議所(愛知県)の3所は連携して『成せば為る 日本の近代製鉄の先駆者「横山久太郎」物語』(半澤周三著)を発行した。本書は日本の近代製鉄の先駆者で袋井市出身の横山久太郎氏が、釜石市にある新日鐵住金株式会社釜石製鐵所の前身「釜石鉱山田中製鉄所」の初代所長を務め、49回目の挑戦で高炉操業に成功したエピソードなどをつづり、困難にも負けず最後まで諦めないことの大切さを説いている。
「鉄」つながりで連携を持った袋井と釜石商工会議所、新日鐵住金の製鉄所がある釜石と東海商工会議所がそれぞれ友好連携協定を結んでいることから3商工会議所間の連携がスタート。東日本大震災復興プロジェクトとして本書を出版することとなった。
また、8日には日商の三村明夫会頭が釜石市を訪れ、その際に釜石の山崎長也会頭から書籍が贈呈された。書籍の金額は税別1800円。3000部を作成し、釜石・袋井・東海商工会議所の窓口で販売している。
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