未来を拓いた「一本の水路」 大久保利通“最期の夢”を今に伝える
猪苗代湖の豊富な水を安積(あさか)原野に流すという安積疎水の物語は平成28年、文化庁により「日本遺産」に認定されました。
明治4(1872)年に岩倉使節団の一員として欧米を視察した大久保利通は、新産業の育成を目指す「殖産興業」と、困窮する武士を救う「士族授産」を両立させるべく安積地方の開拓事業を計画します。しかし、事業開始目前に大久保は暗殺され、その〝夢〟は地元の開拓者たちに引き継がれていきました。
かんがい用につくった池の周りに植えられたソメイヨシノが今も残る開成山公園。安積開拓の象徴として、昔も今も市民の憩いの場となっています。
わがまちの「イチ押し」
郡山商工会議所 開発事業部 開発観光課 片野 若奈
郡山の「イチ押し」といえば、創業165年を誇る柏屋さんの「薄皮饅頭」。厳選された北海道産の小豆を使い、素材のおいしさを凝縮した自家製餡がたっぷり入っています。柏屋開成店では手づくり体験も実施しており、出来たてをいただくことができます
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