「日本最古の神山」地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市
鳥取県のシンボルとして愛されている大山(だいせん)は、「伯耆(ほうき)富士」とも呼ばれ古来より山岳信仰が根付いています。大山中腹の大山寺には万物を救い水の恵みをもたらすという地蔵菩薩が祀(まつ)られ、無病息災を願う人々を見守っています。大山は733年に編さんされた『出雲国風土記』にも記述されており、神います山として特別視されていました。今年は大山寺が開創後1300年という記念の年で、地元ではこれを祝い、伯耆国「大山開山1300年祭」としてさまざまなイベントを催しています。何事も「大山さんのおかげ」という人々の静かな信仰は、これからも続いていきます。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
米子商工会議所 総務企画課 地域振興チーム 小田原 凜
米子市の中心部「旧加茂川沿い」では「咲(わら)い地蔵」をはじめ、数々のお地蔵さんと出会うことができます。穏やかでどこか懐かしい下町の情緒あふれるまち並みを歩けば、自然と気持ちもほっこり、身心ともに穏やかに静まっていきます。
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