各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。毎号1地域ごとに店舗で販売された人気の商品を紹介しているが、今回は、初秋特集として6地域の「自慢の逸品」を一挙に紹介する。

地元の「いいもの」集合

青梅商工会議所 東京都

青梅商工会議所は、同所が監修・運営するショッピングサイト「東京いいもの青梅」から人気商品や独自性のある商品を出品した。同サイトは平成27年にオープン。食品から工芸品まで、「青梅でしか買えないもの」を集めて販売している。

チーズ専門店フロマージュ・デュ・テロワールは、ヨーグルトに似た柔らかいチーズ「フロマージュ・ブラン」などを出品。青梅産の牛乳でつくるこだわりのチーズは同サイトでも人気だ。向山食品のさしみこんにゃく「のしこん」は、御岳山(みたけさん)の湧き水でつくる御岳名物。のど越しがよくヘルシーな逸品だ。

菓子工房ルミエールは、多摩西部の清流に育つ生わさびを使った「わさびチョコレート」を出品した。昨年同店を開業した野﨑和美さんは、お菓子好きが高じて仲居からショコラティエに転身。青梅のわさびに着目し、地元企業の協力も得て試行錯誤を重ね、商品化を実現した。

コメや雑穀を扱う食料品店・高山商店の「雑穀グルト」は、コメと米こうじでつくる伝統的な甘酒に10種類の雑穀をブレンドしたビタミンやミネラルが豊富な発酵飲料。着色料などは使用しておらず、冷やしても温めてもおいしく飲める。ブースでは出展者それぞれが商品の試飲・試食を実施し、来店者に自慢の商品をアピールした。